
299: こぴぺ 03/04/20 18:07
終電間近の地下鉄の駅でのこと。
大学生のAさんは飲み会の帰りで、ほろ酔い加減で電車を待っていた。
あたりには人影はまばらだ。
と、そのときに目の前にいたサラリーマン風の50代くらいの男性がいきなりホームに落ちた。
あがってこようとしているようなのだが、彼もまた酔っているのかなかなかあがれない。
心配したAさんがのぞきこんだところ、そのサラリーマンと一瞬目が合った。
なにか釈然としないものを感じながら、Aさんは手をさしのべて彼を引き上げようとした。
サラリーマンは上目遣いで照れくさいのかニヤニヤしながらAさんの手をつかんだ。
大学生のAさんは飲み会の帰りで、ほろ酔い加減で電車を待っていた。
あたりには人影はまばらだ。
と、そのときに目の前にいたサラリーマン風の50代くらいの男性がいきなりホームに落ちた。
あがってこようとしているようなのだが、彼もまた酔っているのかなかなかあがれない。
心配したAさんがのぞきこんだところ、そのサラリーマンと一瞬目が合った。
なにか釈然としないものを感じながら、Aさんは手をさしのべて彼を引き上げようとした。
サラリーマンは上目遣いで照れくさいのかニヤニヤしながらAさんの手をつかんだ。
300: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/04/20 18:08
そのときに電車の到着を告げるアナウンスの声が。
慌てたAさんはひきあげようとするが、まるでふざけているかのように
サラリーマンはあがってこようとしない。
このままだとAさんまでもが巻き込まれてしまう。
身の危険を感じたAさんは思わず手を振りほどこうとしたのだが、
手は一層強くつかまれてしまし、むこうは離してくれようともしない。
そのときAさんは気がついたのだ。
こいつはオレを道連れに死のうとしているのか?
慌てたAさんはひきあげようとするが、まるでふざけているかのように
サラリーマンはあがってこようとしない。
このままだとAさんまでもが巻き込まれてしまう。
身の危険を感じたAさんは思わず手を振りほどこうとしたのだが、
手は一層強くつかまれてしまし、むこうは離してくれようともしない。
そのときAさんは気がついたのだ。
こいつはオレを道連れに死のうとしているのか?
301: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/04/20 18:08
その時。「危ない!」という声とともに誰かに肩をつかまれて、ホームの上に引き戻された。
ほぼ同時にホームに電車が入ってきて、Aさんは難を逃れることができた。
「危ないところでした。もう少しで落ちるところでしたよ、酔っ払っていたんですか?」
Aさんを助けてくれたのは一人の駅員だった。
まだ驚きで口の利けないAさんにむかって、駅員は更に続けた。
「ここ、柱の影になっていて危ないんですよね・・・
先月も今くらいの時間に、50歳くらいの
サラリーマンが酔って転落しちゃったんですけれども、誰も気がつかなくってそのまま・・・」
やがて電車が止まり、ドアが開いた。最終電車だった。
Aさんはそれに乗り込んだが体の振るえがまだとまらなかった。
窓からぼんやり眺めていると、いつのまにか先ほどのサラリーマンがホームに立っており
憎憎しそうにこちらを睨んでいる姿が小さくなっていくのが見えた。
終わり
ほぼ同時にホームに電車が入ってきて、Aさんは難を逃れることができた。
「危ないところでした。もう少しで落ちるところでしたよ、酔っ払っていたんですか?」
Aさんを助けてくれたのは一人の駅員だった。
まだ驚きで口の利けないAさんにむかって、駅員は更に続けた。
「ここ、柱の影になっていて危ないんですよね・・・
先月も今くらいの時間に、50歳くらいの
サラリーマンが酔って転落しちゃったんですけれども、誰も気がつかなくってそのまま・・・」
やがて電車が止まり、ドアが開いた。最終電車だった。
Aさんはそれに乗り込んだが体の振るえがまだとまらなかった。
窓からぼんやり眺めていると、いつのまにか先ほどのサラリーマンがホームに立っており
憎憎しそうにこちらを睨んでいる姿が小さくなっていくのが見えた。
終わり
304: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/04/20 18:49
いやいや充分怖かったです。
道連れ系は嫌な怖さがあるねぇ。
道連れ系は嫌な怖さがあるねぇ。
420: 自転車操業 03/04/21 19:08
私の幼なじみSの話です。
それはSが小学生だった頃・・・
Sは早くに父を亡くし、母と二人で暮らしていた。
その頃母には新しい恋人ができており、
たびたびSの家に来ていた。
母はSが学校から帰ってくると、千円札を渡し、
「暗くなったら帰ってきなさい」と言い、
家を追い出してしまった。
そんな事が何度か続いた。
Sはそれがたまらなく嫌だったそうだ。
Sの母親の噂は町内に広まっており、
毎日昼から男を連れ込んでいるといった内容だった。
そのせいかSは小学校では「淫売の娘」と言われ虐められていた。
私も言葉の意味は分からなかったが、周りが言っているので
同じように虐めていた。
それはSが小学生だった頃・・・
Sは早くに父を亡くし、母と二人で暮らしていた。
その頃母には新しい恋人ができており、
たびたびSの家に来ていた。
母はSが学校から帰ってくると、千円札を渡し、
「暗くなったら帰ってきなさい」と言い、
家を追い出してしまった。
そんな事が何度か続いた。
Sはそれがたまらなく嫌だったそうだ。
Sの母親の噂は町内に広まっており、
毎日昼から男を連れ込んでいるといった内容だった。
そのせいかSは小学校では「淫売の娘」と言われ虐められていた。
私も言葉の意味は分からなかったが、周りが言っているので
同じように虐めていた。
421: 自転車操業 03/04/21 19:09
そんな時Sは、本当の父の墓の前で、
千代紙を折って遊んでいたそうだ。
Sは千代紙に母や、母の新しい恋人、
学校でいじめるイヤなヤツの名前を書き、
それを奴さんの形に折り、
手の部分を破ったり、マッチで火をつけて燃やす
といった遊びをしていた、ささやかな復讐だ。
その遊びをしている時は、不思議と心が落ち着いたという。
やがてSの母親はその恋人と再婚した。
二人は新しい子供を作らず、Sを可愛がってくれた。
「今はあの頃が嘘のように幸せ」Sはそう言って私に笑った。
その一年後、Sの両親が交通事故に遭って亡くなった。
見晴らしの良い幹線道路で、大型車と正面衝突だったらしい。
即死だったそうだ。
千代紙を折って遊んでいたそうだ。
Sは千代紙に母や、母の新しい恋人、
学校でいじめるイヤなヤツの名前を書き、
それを奴さんの形に折り、
手の部分を破ったり、マッチで火をつけて燃やす
といった遊びをしていた、ささやかな復讐だ。
その遊びをしている時は、不思議と心が落ち着いたという。
やがてSの母親はその恋人と再婚した。
二人は新しい子供を作らず、Sを可愛がってくれた。
「今はあの頃が嘘のように幸せ」Sはそう言って私に笑った。
その一年後、Sの両親が交通事故に遭って亡くなった。
見晴らしの良い幹線道路で、大型車と正面衝突だったらしい。
即死だったそうだ。
422: 自転車操業 03/04/21 19:09
しばらくSが学校に出てこなかったので、家も近いと言うこともあり
私は様子を見に行った。
Sは薄暗い部屋、両親の遺影に向かい、「ごめんなさい、ごめんなさい」と
泣きながら謝り続けていた。
私はSに「何故謝るの?事故なんだから仕方ないじゃない」と言うと、
Sは「私が殺したの、子供の頃、お父さんのお墓の前で・・・」と言った
「あの千代紙で奴さんをつくってって話?バカバカしい」私がそう言うと、
「本当にそう思うの?!あなたの名前も書いたのよ!」と叫ぶと、
家を飛び出していってしまった。
私はそのままにもしておけず、Sを追いかけた
Sは町内の共同墓地に向かっているようだった。
墓地に入り、ある墓の前でSは立ちすくんでいる。
近づいた私は、Sの立っているあたりの異様な光景に
愕然とした。
私は様子を見に行った。
Sは薄暗い部屋、両親の遺影に向かい、「ごめんなさい、ごめんなさい」と
泣きながら謝り続けていた。
私はSに「何故謝るの?事故なんだから仕方ないじゃない」と言うと、
Sは「私が殺したの、子供の頃、お父さんのお墓の前で・・・」と言った
「あの千代紙で奴さんをつくってって話?バカバカしい」私がそう言うと、
「本当にそう思うの?!あなたの名前も書いたのよ!」と叫ぶと、
家を飛び出していってしまった。
私はそのままにもしておけず、Sを追いかけた
Sは町内の共同墓地に向かっているようだった。
墓地に入り、ある墓の前でSは立ちすくんでいる。
近づいた私は、Sの立っているあたりの異様な光景に
愕然とした。
423: 自転車操業 03/04/21 19:10
おびただしい数の千代紙で折られた奴さんが散乱していた
金や銀の千代紙に夕日が反射して、キラキラと光っていた。
奴さんの一つ一つは手がなかったり、まっぷたつに破かれたりしていて、
一つもまともな形のものはなかった。
Sはゆっくりこちらを振り向き、口を開いた。
目を見開き、まともな精神状態であるとは思えなかった。
「もう全部おしまい、終わりなの、私も、あなたも」
Sは足下に散乱している奴さんの一つ(これは頭の部分が切り取られていた)を
手に取り、広げて私に渡した。
そこには・・・私の名前がかかれていた。
私は恐ろしくなってしまい、「バカバカしい!」と一喝し、
家に帰った。
次の日、Sが実父の墓の前で首を吊って死んでいた。
それが三日前の話。
金や銀の千代紙に夕日が反射して、キラキラと光っていた。
奴さんの一つ一つは手がなかったり、まっぷたつに破かれたりしていて、
一つもまともな形のものはなかった。
Sはゆっくりこちらを振り向き、口を開いた。
目を見開き、まともな精神状態であるとは思えなかった。
「もう全部おしまい、終わりなの、私も、あなたも」
Sは足下に散乱している奴さんの一つ(これは頭の部分が切り取られていた)を
手に取り、広げて私に渡した。
そこには・・・私の名前がかかれていた。
私は恐ろしくなってしまい、「バカバカしい!」と一喝し、
家に帰った。
次の日、Sが実父の墓の前で首を吊って死んでいた。
それが三日前の話。
451: 自転車操業 03/04/21 23:25
続き
Sの死体はそれは酷かったらしぃ。
彼女の父の墓の側に大きな桜の氣があるのだが、
自分の腹を裂き、梯子で気に登って一気に飛び降りたので、
体内の臓物がずるりと傷口からたれさがり、
大きく揺れたので奴さんに体液だの血液だのが
メチャクチャに飛び散っていたそうだ。
その日の夕方、学校から帰ると母と、警察の人が
待っていた。
墓の管理人の方が、Sと私が墓にいるのを見たので
事情を聞きにきたそうだ。
私はあった事をそのまま話したが、警察の人は何か2、3行メモをとって。
「ありがとうございました」と言い行ってしまった。
母も、「もうSちゃんの事は忘れなさい」そう言っただけだった。
翌日の放課後、私はSの父の墓を訪れた。
思い出したくもないのに、何故か足がそこに向かっていた。
まるでなにかに導かれるように・・・
現場はテープが張り巡らされおり、立ち入り禁止と書いてあった。
おびただしい数の奴さんはもう片づけられていた。
生々しい血の跡と、それを囲む白いチョークの印だけがそこにあった
Sの死体はそれは酷かったらしぃ。
彼女の父の墓の側に大きな桜の氣があるのだが、
自分の腹を裂き、梯子で気に登って一気に飛び降りたので、
体内の臓物がずるりと傷口からたれさがり、
大きく揺れたので奴さんに体液だの血液だのが
メチャクチャに飛び散っていたそうだ。
その日の夕方、学校から帰ると母と、警察の人が
待っていた。
墓の管理人の方が、Sと私が墓にいるのを見たので
事情を聞きにきたそうだ。
私はあった事をそのまま話したが、警察の人は何か2、3行メモをとって。
「ありがとうございました」と言い行ってしまった。
母も、「もうSちゃんの事は忘れなさい」そう言っただけだった。
翌日の放課後、私はSの父の墓を訪れた。
思い出したくもないのに、何故か足がそこに向かっていた。
まるでなにかに導かれるように・・・
現場はテープが張り巡らされおり、立ち入り禁止と書いてあった。
おびただしい数の奴さんはもう片づけられていた。
生々しい血の跡と、それを囲む白いチョークの印だけがそこにあった
452: 自転車操業 03/04/21 23:26
ふと、なにかおかしい事に気づいた。
ちょうどSがぶら下がっていた真下あたりに、大きな黒い染みがある。
明らかに他の血痕とは違うし、白いチョークの印もついていない。
まるでその部分だけ雨が降ったように、地面が黒くなっている。
その黒い染みは、ちょうど頭のない人の形に見えた。
その真ん中、胸のあたりくらいに、金色の千代紙の切れ端が
夕日を反射してちらちら光っていた。
私はテープの中に入り
それをつまみ上げた。
ちょうどTの時になった。金色の奴さんだ(あのときSが私に見せたものだ)。
それを開いてみる(予感はしていた)
そこには私の名前と、そしてさらに書き加えてあった。
「次はあなた」
これが昨日の話。
ちょうどSがぶら下がっていた真下あたりに、大きな黒い染みがある。
明らかに他の血痕とは違うし、白いチョークの印もついていない。
まるでその部分だけ雨が降ったように、地面が黒くなっている。
その黒い染みは、ちょうど頭のない人の形に見えた。
その真ん中、胸のあたりくらいに、金色の千代紙の切れ端が
夕日を反射してちらちら光っていた。
私はテープの中に入り
それをつまみ上げた。
ちょうどTの時になった。金色の奴さんだ(あのときSが私に見せたものだ)。
それを開いてみる(予感はしていた)
そこには私の名前と、そしてさらに書き加えてあった。
「次はあなた」
これが昨日の話。
455: 自転車操業 03/04/22 00:11
私は寒気を覚えた。「Sも私のこと呪ってたんだ。」
それを知って恐くなってしまい。走って家に帰った。
「もう全部おしまい、終わりなの、私も、あなたも」
あのときのSの言葉が頭の中で何度も繰り返される。
部屋に帰り、押入からダンボール箱を取り出した。
庭に持っていき、灯油をかけて箱ごと燃やした。
ダンボール箱いっぱいにつまった奴さんが、チリチリと
音を立てて燃えていく。
ちょうどその頃、墓地の火葬場から煙りがもくもくとあがっていた。
夕焼けに照らされて、赤く染まった煙が。
「次はあなた」
その言葉が私の頭から離れない。
これでおわり。
それを知って恐くなってしまい。走って家に帰った。
「もう全部おしまい、終わりなの、私も、あなたも」
あのときのSの言葉が頭の中で何度も繰り返される。
部屋に帰り、押入からダンボール箱を取り出した。
庭に持っていき、灯油をかけて箱ごと燃やした。
ダンボール箱いっぱいにつまった奴さんが、チリチリと
音を立てて燃えていく。
ちょうどその頃、墓地の火葬場から煙りがもくもくとあがっていた。
夕焼けに照らされて、赤く染まった煙が。
「次はあなた」
その言葉が私の頭から離れない。
これでおわり。
278: 小学1年の話:1 03/04/20 11:55
小学1年の頃の話です。朝、校庭の鉄棒で遊んでたら隣のクラスの
女の子が寄ってきたんですが、彼女は何故か4歳くらいの小さい女の子を
連れてるんです。私は「なんで あんな小さい子が来てんの?」と不思議に
思ってたんですけど、周りの子達は気に留める風でもなく普通に遊んでました。
それから10日間くらい、ずーっと彼女は女の子を連れて登校してたんです。
ある日、校庭の掃除があったので私がゴミ拾いをしてると、彼女がニコニコ
しながら歩いてきました。何気なしに彼女の後ろを見たんですが、この日は
小さい子を連れていません。何だか すごく気になったので
「小さい子は?学校に連れてきてもいいの?先生に言ったの?」と尋ねました。
私が その言葉を言い終わったと同時くらいに彼女が こわばった顔で
「・・・それ、どんな子?」って聞いてきたんです。
私は小さい子の特徴を彼女に話しました。某幼稚園の制服を着ていて
髪型はオカッパ頭で、目が細い女の子だよって。
すると彼女が号泣し走っていっちゃったんです。私自身なんで彼女が
号泣するのか?サッパリわけが判らなくてキョトンとしてたんですけど
その日の放課後、家に帰ろうと校門を出たら彼女がお母さんと一緒に
やって来て「朝の話、おかあさんに もう一回してくれる?」と言ってきました。
女の子が寄ってきたんですが、彼女は何故か4歳くらいの小さい女の子を
連れてるんです。私は「なんで あんな小さい子が来てんの?」と不思議に
思ってたんですけど、周りの子達は気に留める風でもなく普通に遊んでました。
それから10日間くらい、ずーっと彼女は女の子を連れて登校してたんです。
ある日、校庭の掃除があったので私がゴミ拾いをしてると、彼女がニコニコ
しながら歩いてきました。何気なしに彼女の後ろを見たんですが、この日は
小さい子を連れていません。何だか すごく気になったので
「小さい子は?学校に連れてきてもいいの?先生に言ったの?」と尋ねました。
私が その言葉を言い終わったと同時くらいに彼女が こわばった顔で
「・・・それ、どんな子?」って聞いてきたんです。
私は小さい子の特徴を彼女に話しました。某幼稚園の制服を着ていて
髪型はオカッパ頭で、目が細い女の子だよって。
すると彼女が号泣し走っていっちゃったんです。私自身なんで彼女が
号泣するのか?サッパリわけが判らなくてキョトンとしてたんですけど
その日の放課後、家に帰ろうと校門を出たら彼女がお母さんと一緒に
やって来て「朝の話、おかあさんに もう一回してくれる?」と言ってきました。
279: 小学1年の話:2 03/04/20 12:02
言われるままに 朝、話したとおりのことを彼女のお母さんに言いました。
最初はお母さんも怪訝そうな顔で私の話を聞いてたんですけど、突然
「制服に名札ついてた?」と聞いてきました。
・・・名札、つけてました。ピンク色の星の形の名札です。でも不思議と
名前がにじんでたんです。濡れた後みたいな感じっていうんでしょうか?
それを言った途端、お母さんが私に言いました。
「この子ね、妹がいたんよ。先月 幼稚園の帰りに寄り道してて川べりで
遊んでてね。一緒に遊んでた子と二人で川に落ちちゃったの。ニュースで
言ってたの、知らない?」・・・そんなこと言われても小学1年の私には
判ることじゃありませんでした。
「うーん、知らない」私は そう言って家に帰った後、自分の母に その事を
全部 話したんです。
母の言った言葉は「あのね、アンタは人の見えないものが見えるんだから
あんまりベラベラ話しちゃダメだよ」
でも、妹みたいな子を連れて学校きてたんだよ~!と母に言うと、母が
怒ったように教えてくれました。
「アンタが見た子ね、川に落ちちゃったって言ったんだよね??
一ヶ月前に**(某川名です)で子供二人が溺れて死んじゃったんだよ」
私が見たのは死んでしまった妹だったんです。 とてもお姉ちゃん子で
毎日 学校へ行く道の途中まで泣きながら お姉ちゃんを追いかけてきてた
そうです。死んでも お姉ちゃんの傍にいたかったんですね。
最初はお母さんも怪訝そうな顔で私の話を聞いてたんですけど、突然
「制服に名札ついてた?」と聞いてきました。
・・・名札、つけてました。ピンク色の星の形の名札です。でも不思議と
名前がにじんでたんです。濡れた後みたいな感じっていうんでしょうか?
それを言った途端、お母さんが私に言いました。
「この子ね、妹がいたんよ。先月 幼稚園の帰りに寄り道してて川べりで
遊んでてね。一緒に遊んでた子と二人で川に落ちちゃったの。ニュースで
言ってたの、知らない?」・・・そんなこと言われても小学1年の私には
判ることじゃありませんでした。
「うーん、知らない」私は そう言って家に帰った後、自分の母に その事を
全部 話したんです。
母の言った言葉は「あのね、アンタは人の見えないものが見えるんだから
あんまりベラベラ話しちゃダメだよ」
でも、妹みたいな子を連れて学校きてたんだよ~!と母に言うと、母が
怒ったように教えてくれました。
「アンタが見た子ね、川に落ちちゃったって言ったんだよね??
一ヶ月前に**(某川名です)で子供二人が溺れて死んじゃったんだよ」
私が見たのは死んでしまった妹だったんです。 とてもお姉ちゃん子で
毎日 学校へ行く道の途中まで泣きながら お姉ちゃんを追いかけてきてた
そうです。死んでも お姉ちゃんの傍にいたかったんですね。
Comment (2)
一年あれば身内が墓参りに来て見つけるだろうに。
詰めが甘い。
みつこ
が
しました
「あっあっ・・・♪お兄ちゃんにはナイショよ?・・・くす♪」
みつこ
が
しました
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