597: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/04/23 23:54
土地の古老ってことばはすっかり死語ですが、まだ私の子供の頃にはいたんです
よね。土地の昔話や(年齢がばれますが)若いみなさんは聞いたこともないだろう
「日露戦争従軍記」なんてものまで語ってもらったりもしました。当時で90はいって
たんではないでしょうか。いわゆる「ぼけ」もなく矍鑠としていて、とにかくいろいろ
な話を聞かせてもらいました。これもそのひとつです。とりあえず「古老」じゃあまり
よろしくないので、以下ではとりあえずSさんということにしましょう。
先に申し上げておきますが、これはSさんが語ったことを記憶だけをたよりに「洒落
こわ風味に」書いてみたものです。ただ、余計な脚色はしてません。Sさんの本当
の体験か子供であった私を怖がらせようとして作った話か、まったくこちらにもわか
りませんが、私の方でつけたした部分はありません。

大正の頃のこと。
ある日、Sさんの家のそばにある川で水死体があがったそうです。
若い男性で、近所の人はだれも知らない人。どこか別の土地から来た人だったみた
いです。自殺か事故か、それとも他殺か、それもはっきりしない。身元をあきらかにで
きるものも持っておらず、しかたがないのでとりあえず○○寺まで運んでお経だけで
もあげてもらおうということになった。で、Sさんが○○寺まで運ぶことになったそうで
す。