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聞くともなしに聞いた話、夏休みに起きたことだそうです。
木造2階建ての2階で昼寝をしていた子供が、ドアチャイムの音に目を覚まして玄関へ向かった。
その子が寝ている間に親は外出したらしい。
以前にもそういうことは多かったので子供は「面倒くさいなぁ」と思いつつ階段を駆け下り、そのまま真っ直ぐにドアスコープを覗いた。

すると外にいる人もドアスコープを覗き込んでいた。
いきなり目が合ってしまった子供は驚いて後ろへひっくり返ってしまった。
「変な人?」と思っているとドアをノックする音がする。
トントン、ドアをノックする音がする。
鍵は掛かっている。
すこし怖かったけれど子供はもう一度ドアスコープを覗いてみた。

すると夏の日差しに照らされた玄関先におかしな物が見えた。
150センチくらいのグレーの人影が左右にブルブルと震えているのだ。
「???」と思った子供がスコープに張り付いていると、やがて影は視界の外へ消えた。

裏庭の方へ回ったようだ。
震える影は両の手を下前方へ差し出して、老人のように前屈みによろけながら動いていった。
それはまるで落とし物を探しているような様子だった。