84: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/06/02 23:36
テンジンキの話
そもそも天神逆霊橋っていうのは神奈川の話ではない。
詳しい地名は失念してしまったが、東北の方のある村の話だった。
その村では悪さをする子どもに「天神様の橋を渡らせるよ」と言って嗜めるのだ。
天神様の橋というのは、その村からそう遠く離れていない山中にある吊り橋で、その橋を渡ることは禁忌とされていた。

ただ、一年に一回だけその橋を渡る日があった。
「逆霊祭り」の日である。
逆霊祭りとは、我々が良く知るお盆の様なもので、死者の霊が帰ってくる日を祝うといった趣旨のものである。
そして、逆霊祭りには死者の霊を労うという名目で、「イケニエ」の儀式も行われていたのだ。

8~12歳位の子どもがイケニエとして選ばれる。
選ばれた子どもは、村の年長者に連れられ、橋を渡っていく。
そして、神社に置いていかれるのだ。
翌日には棺桶のようなものに入れられた「イケニエ」が村に連れられて帰ってくる。
「イケニエ」は村に帰ってくると、棺を開けられることもなく、そのまま埋められる。

86: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/06/02 23:37
ある年の祭りの夜、一人の男が天神橋を密かに渡った。
男はその前の年の祭りで自分の息子を亡くしているのだ。
もちろん、彼の息子は「イケニエ」に選ばれたのである。
男は自分の息子に何があったのか知りたかった。
だから、村では禁忌とされている橋を渡ったのだ。

橋をわたりきり、獣道のような、道なき道を小一時間ほど進んでいくと、伝えられているとおり、神社があった。
境内には灯篭があり、それには火が灯っていた。
そのため、薄暗いが、境内の様子は見る事ができた。
境内には誰もいなかった。
男は社のほうに向かおうとした。

「イケニエ」はそこにいると思ったのだ。
しかし、聞こえてきた足音に、男は近くの木の陰に身を隠さずを得なかった。
足音は社の裏手から聞こえてきた。
社の裏は深い森である。
村の者はもちろん、この社の向こうには誰も住んでいるはずがない。
しかし、足音の主は姿を現した。

社の裏から正面に回ってきたのは、ボロボロの服を着た、数名の人間だった。
10人はいただろうか。
男もいれば、女もいる。
若者も、年寄りもいる。
ただ、子どもの姿はなかった。

彼らは社の前で一度集まった。
全員いるか確認しているようだった。
やがて、一列になって彼らは社の中に入っていった。
ほどなく、子どもの泣き叫ぶ声、争う物音、そして、聞いたこともないような声・・・。
男は社に向かい、中を覗いた。

中では「イケニエ」少年を先ほどの連中のうちの数人がが取り押さえ、他の連中が少年の上に馬乗りになって何かをしている様子が見て取れた。
先ほどまで泣き叫んでいた少年は、すでに声も出さず、抵抗もしなくなっていた。
遠くで村からの祭囃子が聞こえた。
それ以外は実に静かなものだった。

社の中からは「ガブリ」「クチュクチュ」というような音だけが響いていた。
男は何が行われているのか、理解した。
この連中は少年を生きたまま喰っているのだ。

87: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/06/02 23:37
なぜ、この村で、この連中に少年を「イケニエ」として差し出していたのか、それは男には分からない。
彼らはこの山に住む民なのだろうか。
それとも人の姿をした魔性のものなのか。
その晩、男は震えながら木の影にいた。

明け方、彼らが帰っていくのを見届け、充分に時間がたってから、男は社へ向かった。
中には変わり果て、ほとんど骨だけになった少年の姿と、大量の血痕だけが残されていた。

この話は、俺の親父が会社の同僚から聞いた話だ。
その同僚というのがこの話の主人公。
男はその後、この村を離れ、神奈川に移り住んだのだ。

88: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/06/02 23:38
そして、この話の後日談(?)も存在する。
男が神奈川に来たのは30年くらい前のことだった。
そして、その年、神奈川県で子どもの行方不明が頻繁にあったという。
これは当時の新聞などでも分かるが、事実である。
児童失踪事件の多くは迷宮入りした。
実は中には死体で見つかったものもあったそうだが、その死体の惨たらしさから、報道はされなかった。

見つかった死体は「イケニエ」同様、生きているまま喰われたようだったのだ。
歯形が体中についていたという。
警察は親父の同僚にも話を聞きに来たらしい。
彼は「俺はやつらに見つかったんだ。やつらは俺を追って神奈川まで来たんだ」そう語ったと言っていた。

これが俺の知っているテンジンの話。

125: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/06/03 02:36
今日ここで、私が9年前から苦しめられつづけている後悔と恐怖の記憶を、この話しを見た人に、ほんの少しづつ、持っていってもらえればいいな、と思い、ここにこうして書かしてもらいます。
実際になにかが憑くわけではありませんが、そう記述する事で、私自身の記憶の影が、ほんの少しだけ、明るくなるので・・・。

9年前の体験、それは私は某保険会社に入社し、3年目に突入した矢先のでき事でした。
私は係長になり、4人の部下が居て、その中の3人(I君T君Yさん)は、一週に2回、欠かさず飲みに行くくらいの中でした。
残りの一人は、この物語には関係無いので、省略させてもらいます。

その日も、私達は4人で行き付けの居酒屋で食べた後、割り勘で支払いを済ませ、帰る途中でした。
いきなり、I君が、りんご一個がちょうど入るくらいの大きさの、見るからにぼろぼろな木箱を取り出して見せました。
それは変なしかけのある箱で、以前流行ったルービックキューブのように、色(木目)がきちんと合うようにそろえると、あくと言う箱でした。
彼の言うには、父からもらったもので、ずいぶん昔のものらしいです。
なんでも、戦争前からあったそうです。
「父はあけれないし、どうせ戦後の焼け跡で拾ったものだから、と僕に譲ってくれました。」と言ってました。
その箱を彼は二世代隔てた今でもいまだに開けられずにいるそうです。

126: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/06/03 02:36
僕は、その箱を見たときから、なんとなく言いようの無い悪寒を感じていました。
僕は霊感があるほうなのでしょうか、時々、上半身と下半身のつりあいがとれてない人とか、足の足りない(もしくは無い)小動物等を見かけることがあるのです。
なので、僕は、T君とYさんがかわりばんこにその木箱の節目をずらしたり、引っ張ってみたりしているのを見ていて、なぜかひやひやしていました。
開け放ってしまうことを、僕の霊感が恐れていたんだと思います。
結局、その日はその木箱はあきませんでした。店を出て、帰りのタクシーがつかまるまでの5分間くらいしか時間が無かったので、さすがに無理でした。
その後、その日は全員何事も無く帰宅しました。

次の日、I君が前日私以外の2人に好評だった木箱を会社に持ってきて、昼休みにデスクワークをしていた私の元へ、Yさん、T君を連れてやってきました。
私は、その途端、付き合いが悪いと思われるのを覚悟で、彼らに忠告しました。
「その箱は、開けないほうがいいと思う。」と。
彼は、いぶかしげな顔をしながら、僕に、「兄と同じことを言うんですね。」と返しながらも、得意げに、「きっと近いうちに開けて見せますよ。」と言って、デスクワークをしている私に気を使い、それきり昼休みは話しませんでした。

127: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/06/03 02:38
そしてその日の仕事が終わった後、4人で、桜見をしようと言うことになり、近くの公園でYさんのお母さんの差し入れで、筑紫のお吸い物をすすりながら、桜を堪能していました。
そんなときに、T君が、「この素晴らしい風景を、四人一緒に写真に収めておこう!」と言って、ポラロイドカメラを出し、それでひときわ幹の太い立派な桜をバックに写真を撮りました。
見事なな写真が撮れました。

でも、変なのです。
夜だから、余計な光が入る心配も無し、開けた場所だから、フラッシュが反射して変色する心配も無いんですけど、写真が、なんとなく薄い赤色を全体的に帯びているのです。
T君は、こういうこともあるさ、と言って、もう一回全員で写真を撮りました。
しかし、またも、同じ現象が起こったのです。
T君は、「広い範囲で撮るから、余計なものが入るのかもしれない。フィルムに余裕はあるし、一人づつ撮ろう。」と言って、私、Yさん、I君、T君の順番で撮ることになりました。

まず、私の撮影です。
コレはうまく行きました。
つぎのYさん、うまく行きました。
問題はそのつぎのI君でした。
1度目で撮れた写真は、さっき撮ったのより、なんとなく赤みが強くなっているようにみえる写真でした。
そこでもう一回。
今度は、なんだか、I君の周りに、赤ではなく、黄色に近い色の薄いビニールのようなものが、なんとなく移っている写真でした。
気味悪がりながらも、Iくんは、もう一回撮るようにT君にお願いしました。

128: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/06/03 02:39
そして出てきた写真を見て、T君は、「なんだあ、なんか変だ!」といって、私達のほうに駆け寄ってきてその写真を見せました。
その内容は、かなり凄惨なもので、I君の手や顔はほとんど隠されるほどに数え切れないほどの黄色い手がI君の体に四方八方から絡んできて、さらに、I君の体の黄色の手に絡まれていない部分(下半身)も、鮮烈な赤色に染まっていました。
I君は、これを見せられた後、一つの事実を告白しました。
その内容は、次のようなものでした。

「今日、昼休みの後、印刷室で、コピー気を回してる間、木箱をいじっていたら、ついに木箱があいたんですよ。だけど、中からは、ぼろぼろの布袋が出てきて、それに、「天皇ノタメ名誉の死ヲタタエテ」って書いてました。開けてみたら、大量に爪と髪の毛の束が出てきて、不気味だから、焼却炉に捨ててしまいました。」

私達は、すぐに、それをお寺に持っていって、その話をして、写真を供養してもらえるように頼んだんですけど、お寺の住職さんは、「あなたのしたことは、とても危険なことです。あなたがたの持ってきたその写真を供養しても、霊の怒りは静まりません。その木箱を持っていらっしゃい。それを供養してあげれば、中に閉じ込められていた魂も救われます。ぜひ持ってきてください。」

129: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/06/03 02:40
と言って、寺の住職は、ひとまず今日は帰るように促しました。
しかし、結局、I君と会うのは、その日が最後になりました。

次の日の朝、I君が、昨日の帰宅途中、自宅近くで自動車に衝突され、胴体が切断され、下半身は、炎上する車のタイヤに巻き込まれたままいっしょに焼け焦げ、上半身は、そこから20メートルくらい離れたところにあり、即死だったとのことです。
その日、私とT君とYさんは、彼の母親から、木箱を譲ってもらい、それを寺の住職さんのところに持っていきました。

しかし、寺の住職産は、「この箱は怨念そのものです。それも、もはや人のものではなくなっています。この霊たちの怒りを静めるのは難しいです。供養して差し上げたいですが、時間がかかります。それでもよろしいですか?」といいました。
I君が、霊に憑かれる行いをしてから、たったの半日で命を落としたのを見ている私達は、それでは行けないと思い、自分達で、読経を覚えることにしました。

その年の12月、私達が霊の恐怖を忘れかけていた頃になって、Yさんが火事で亡くなりました。
発火の原因は、ストーブの不完全燃焼だったらしいです。
残された私とT君は、気味が悪くなり、会社に、転勤を希望しました。
事が起きたこの地を離れれば、霊たちも、私達のことを追って来れないのではないか、と思ったからです。

しかし、考えたくありませんが、すでに私と彼のどちらかが憑かれている可能性もあるわけなので、お互いの了解で、別々の場所に転勤させてもらうことにしました。
しかし、その考えは甘かったと、あとから思い知らされることになしました。

130: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/06/03 02:41
それから9年が経過しました。
まさに悪夢のような9年間でした。
T君は、転勤後、2年目にして結婚。その後、一人目の子供が、生まれて半月で肺炎で亡くなり、二人目の子供も、流産で亡くなりました。
それと同じに、二度にわたる流産でT君の妻も体を悪くし、脳に腫瘍がデキ、植物人間になって、次第に体力が衰えていき最後には死に至る重い病気をわずらいました。
そして、6年目の秋に、亡くなったといいます。T君も、精神的に参っていたのでしょう、翌年の春に、会社の屋上から飛び降り自殺をしてしまいました。

それから2年がたち、現在に至ります。このごろになって、頻繁に、激しい動悸に見まわれるようになりました。
さらに、夢に、先に逝った3人が出てくることも度々ありました。私はこの先どうなるのか、わかりません。
今の持病の動悸も、恐怖によるストレスからくる一時的なものでありたい、と思いますが、私を除いた3人がすでに他界してしまっていることから、私ももう、長くないかもしれません。
この長く読みづらい素人文書を最後まで読んでくださった人は、私に憑いている霊を鎮める手助けをすると思って、手を合わせて簡単な読経をお願いしたいと思います。
「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」と。

216: 奥裸出 ◆7bYIVybRrQ 03/06/03 18:08
練馬にある高層マンション群で10年くらい前にあった出来事。ある学生が夜遊びをして深夜に家に帰ってきた。
彼の自宅は上の方の階。
エレベーターに乗った。
そのマンションのエレベーターは防犯のために窓ガラスの付いているタイプ。
各階のエレベーターホールが見える。
学生が何気なく窓から外を眺めていると、2階のエレベーターホールのはじっこに、子供が二人立っているのが目に入った。

兄弟のような雰囲気で背の高い子と小さい子の二人。手をつないでいる。
そんな子供の兄弟が薄暗いエレベーターホールの端に立っているのだ。
こんな時間になにをしているのだろう?疑問に持つ間もなく、エレベーターは2階を通りすぎる。
2階の天井と3階の床で一瞬、視界が途切れて、3階のエレベーターホールが見えはじめる。

217: 奥裸出 ◆7bYIVybRrQ 03/06/03 18:09
あっ。思わず声が上がった。
さっき2階にいたはずの兄弟がここにもいるのだ。
さっきと同じように手をつないでエレベーターホールのほの暗いすみに。
いくらなんでも子供二人がエレベーターを追い越して階段を登ってこれるわけがない。
さっきと同じ子供なのか。
確かめる間もなく、エレベーターは3階を通りすぎる。

3階の天井と4階の床で一瞬、視界が途切れて、5階のエレベーターホールが見えはじめる。
いる。やはり子供の兄弟が5階のエレベーターホールにもいるのだ。
しかもさっきよりもエレベーターに近い位置にいる。ホールが薄暗い上に、下を向いていてその表情は見えない。
たたぼんやり立っているのだ。まさか近づいてくるのか?嫌な予感は6階を通過する時に現実になった。
5階よりも少しエレベーターに近づくように兄弟が立っている。
7階、8階、9階と子供たちは少しずつエレベーターに近づいてくる。

218: 奥裸出 ◆7bYIVybRrQ 03/06/03 18:09
すでに学生はエレベーターの小窓から避けるように、エレベーターの奥へと後ずさりをしていた。
エレベーターの止まるのは14階。
それまでに消えてくれ!だが、子供たちは確実にエレベーターに近づいてくる。
12階。子供たちはもう扉の前に立っていた。うつむいたまま。13階。悲鳴を上げた。子供の兄弟が小窓にぴったりを顔をくっつけて中を覗き込んでいるのだ。
じっとこちらをその精気のない目が追いかけてくる。
エレベーターの上昇にあわせて。学生は思わず気絶した。
気がつくとエレベーターは14階に止まっていて、倒れた彼の身体が挟まって自動扉が開閉していた。
それ以来、彼は夜遊びをしなくなった。

243: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/06/03 22:10
怖いか知らんが俺の聞いた話。判断してくれ。
最近知り合いが俺の住む某地方都市に引っ越すことになって、「不動産選び手伝ってくんない?」ってことで不動産屋に。
若い不動産屋の兄ちゃんが良くしゃべるやつだったから、長年の疑問をぶつけてみようと思って、「あのー…幽霊物件とかありますよねえ?よくテレビとかで出る。」って聞いたら、兄ちゃんニヤリ。
「あんまりお客さんには言っちゃダメだって上から言われてるんスけど…」と言いながら、棚から厚手のファイルを取り出してきた。

248: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/06/03 22:16
ファイルには「要伝達事項付物件」みたいなことが書いてあって、いろんな物件の内部の写真とか、間取りとかが載ってる、見かけは普通の物件ファイル。
「幽霊ってのは現実的じゃないですけどね、でも、ほらこれ…」って取り出したのは、何の変哲もないマンションの写真と、全戸の家賃表。
でも、確か5階のどっかの部屋だったんだけど、周りが7万とかなのに、そこだけほとんど半額。
「これって…?」と聞く友人と俺。
「この部屋なんですけどね、しばらく大学生の女の人が住んでて、まあ、なんてのかな、その人の彼氏がしょっちゅう出入りしてたらしいんですよ。」

249: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/06/03 22:20
ここまではまあ普通だわな。
「で、ですね、この女の人が何かその彼氏があんまり自分にどっぷりはまっちゃったもんだから、ウザクなったらしくて、男の人、かわいそうに捨てられちゃったらしいんです。」
「(なんだそりゃ?)」
「で、怖いのが、まあそんなふううにいっちゃうとあれなんですけど、その彼氏、いつの間にか合鍵つくってたらしいんですよ。」
「それでね、あー、その彼氏、彼女のいない間に部屋に忍び込んで…何したと思います?」「(…)」

253: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/06/03 22:24
「ベランダに縄かけて、首にわっかを通したまんま、飛び降りちゃったんですよ。」
「えっ!!!」
「もちろんしんじゃいましたよ、その彼氏君。」
「何もそんな死に方しなくてもいいのに…」
「ですよね?それで最悪なのは、その女の子が帰ったときにテーブルの上に置手紙があったんですって。僕も本人から聞いたときかなりびびったんですけどねー」

『安心して、ずっとここで待ってるから』

俺たちもうガクブル。

256: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/06/03 22:26
  _, ._
(  ゚ д゚) …ちょっとコワイぞ、マジで

元スレ:https://hobby3.5ch.net/test/read.cgi/occult/1054525237/