86: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/06/11 11:51
自分が23歳(今から7年前)の時に経験した話をします。
友達と伊豆の「田牛」のペンションに友達と2人で泊まりに行きました。
到着した時間も少し遅くて部屋で少しゆっくりしたらすぐに夕飯の時間(7時位)でした。
夕飯を食べて、部屋に戻って友達と二人で「夕飯足りないね」などと話をして、下田まで出掛け何か食ってくる事にしたんです。
田舎のせいか夜になるとやってる店もそんなに無くとりあえず電気のついてる居酒屋に入って飯を食べる事にしました。
少し酒も入り、腹も満足したのでペンションに帰りました。

車を置き「海でも見てみる?」という話になり、ペンションの前が人の通る道で防波堤で海って感じになっていたので、ペンションの入り口の目の前に防波堤を登る階段があったので向かいました。
ペンションでは楽しそうに家族で食事をしている人達やカップルの姿が窓から見えました。

と、入り口の横のベンチに人がいて俯いて座ってるのが見えました。
海の音を聞きながら夕涼みでもしてるのかな~と思って気にしなかったんです。
その人の近くに行った時にユックリ顔を上げて俺と目が合ったんです。
虚ろな目で、少しの間目があってたような気がします。
着てた物もウェットスーツで今さっきまで海に入ってましたって感じで濡れてたんです。
でも、この時はそんな事も気にせず階段を上って海に出たんです。
海は少しの光で照らされる砂浜と波の音だけしか聞こえなくつまらなかったのですぐ部屋に戻りました。
その時には既にウェットスーツの人は居ませんでした。

部屋に戻り、よくよく考えるとこんな時間にウェットスーツ?しかも、今まで入ってた見たいに全身濡れてる!?海は1mも前も見えないよな暗闇だったのに…
「何だか少しおかしかったよね」などと友達と話したんです。
友達は疲れが出たのか早くに寝てしまって俺は1人でTVを見てたんです。
何だかんだで12時近くにつまらないのでベットに入ったんです。
少し寝つきが悪くてベットの中でウダウダしてたんです。
そしたら突然体の自由がきかなくなったんです。

87: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/06/11 12:05
その頃結構金縛りに慣れてた俺は「も~、旅行に来てまで!」などと思ってたんです。
それでも、見る勇気までは無いので目はしっかりつぶって金縛りが解けるのをまだかまだかと少しの緊張と少しの恐怖を感じながら待ってたんです。

そしたら、俺の寝てる右側のマットが沈むんです…
友達は横のベットでイビキかいてるし他に部屋に人が居ないのに確かに俺の右のマットが沈むんです…

誰かが立ってる!
そう思った俺は凄い恐怖に襲われました。
やばいかも…
でも、目を開けて確かめる勇気は無い…
そんな時さっきのベンチに座ってたウェットスーツの人を思い出したんです。

あの人だ!
あの人死んだ人だったんだ!!
その時「フ」とマットの沈みがおさまったと思ったら何か俺の足首に絡まったんです!!!!
この時既に俺は恐怖MAXでお経を唱えてたんです。
その足首に絡まったものは俺の体を少しずつ引きずってくんです。
あああぁぁぁぁぁ!!やばい!俺連れてかれる!
そう思って一生懸命体を動かそうとしてもまったく動かない!意を決し俺はその正体を確かめようと目を開けたんです。!!

88: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/06/11 12:06
足に絡まるのは2本の手!その手の主はやはりさっき見たウェットスーツの人!!しかもその表情はさっきの虚ろな表情じゃなく目を大きく見開きつり上がり、口も大きく開きとてもこの世のものとは思えない表情で俺を睨んでるんです!!

うわあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!
と、気を失ったのか寝てしまったのか…(あの状況で寝たって事は考えにくいから気絶しちゃったんでしょうね。)気がついたら朝でした…

みんなが思うように俺も夢だったのかなと思いました。
でも、違ったんです。
しっかりベットに寝たはずなのに膝より下がベットから出てる。
これは寝相が悪ければなりそうなのであまり気にしなかったんですけど。

足首に残った手の跡はどうやって説明をつければいいのか分かりません…
その手の跡は結構な期間消えなかったように思います。
つまらなかったらすいません。
実際に経験した話です。

92: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/06/11 12:49
>>86-88


(;・∀・)コワカッタ…

114: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/06/11 22:56
中学生の時。
家から少し離れたところに明らかに誰も住んでいない廃墟がありました。
壁一面に蔦が生い茂ったいかにもって出で立ちの一軒家。

ある日の部活明けに、同級生8人で忍び込むことに。
時間は8時頃ドアを開かなかったため裏へ回り、窓から侵入。
真っ暗な中。懐中電灯の照らした先には何故か無数の人形と、ボーリングのピンが壁に沿って並べてあった。
お祭り気分で乗り込んだものの、この時点でかなりテンションはダウナー。
8人もいるのに口数はかなり減った。
皆、帰りたかったがせっかく入ったんだからともう少し捜索してみる事に。
奥に進むと、そこは畳の部屋。
かなり痛んでいたらしく歩く度に足が畳を貫き、そのたびにギャーギャーわめいた。
次にリビングのような部屋に進んだ。
真ん中にはテーブル。
見ると何か置いてあった。

近づいてみるとそれは1枚の置手紙と何かを録音したらしいテープ。
置手紙にはこう書いてあった。

『お父さんありがとう』

特に怖いことが書いてあったわけじゃないのに、何か寒気を感じて俺らは撤退することにした。
つづく。

115: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/06/11 22:58
外に出るとほっとしたのか皆、堰を切ったように話はじめた。
そして手紙の横のテープの話題に。
「あれは何が入ってたんだろう?」とか話してると友人の一人がぼそっと呟いた。
「・・俺持ってきちゃった・・」と。
その場には再生するものがなかったため、責任持ってその友人が持って帰って聞くことになった。

===ここからは友人の話=====
持って帰った彼は、少しびびりながらも、とりあえずラジカセで再生してみた。・・・・・・
無音。
10分以上聞いたが無音だった。
古いテープだったし、消えちゃったのかなと思い再生したまま彼は漫画を読み始めた。
しばらく漫画を読み、テープのことを忘れかけた時。
ラジカセから女の声が聞こえた。

「・・・お父さん、殺してくれてありがとう・・・」

220: 210 03/06/12 21:11
幽霊とかUFOとかを全く信じない友人Eが、この間、凄い慌てた様子で私に電話してきました。
『お願いだからとにかく早く来て!!』
パニック状態のEに『解ったから待ってて!!』と告げると私は電話を切りました。
一体どうしたのだろう?
と言う疑問よりも心配が先立って食べかけの夕飯もそのままに急いでEのマンションに掛けつけました。

Eのマンションに着くと全身濡れたままのEがタオルを一つ纏っただけで出てきました。
『お願い!!今晩一緒に居て!!』
と懇願するEにまさか変な男に強姦された!?と逆にパニックになった私。
とりあえず部屋に入ってEに服を着せ、冷蔵庫から適当な飲み物取り出し飲ませると落ち着きを取り戻したのかEは順を追って話を始めました。

その日、実は大学でEと他の友人とで怪談話をしていたんです。
その時もEは『ワケないじゃん!!』と全ての怪談話を否定。
場をシラケさせておりました。
『アンタねぇ・・・そんな事言ってるといつか怖い思いするよ~』と友人達とEに言うと、『絶対居ない!!だって見た事ないもん!!見てたらそんな事言わないよ!!』ともっともらしい事を言われ、『水周りは出やすいから気を付けなよ!!』と悔し紛れに吠えると、『ハイハイ、水周りね~』とEはせせら笑ってました。

222: 210 続きです 03/06/12 21:12
そしてその日の夜、彼女が風呂場でシャワーを浴びている時に、フと『水周り』と言う言葉を思い出したのです。
身体も髪も洗い終わったEが最後に顔を洗いながら、『もし、本当に幽霊が居るなら顔を洗い終わった途端に目の前に現れなよ・・・なら認めてやるし・・・』と心の中で囁き、顔を洗い終えて目を開きました。
『・・・やっぱり居る訳ないっての・・・w』
目を開いても現れない幽霊にEは得意げに、そして自分のバカさ加減にクスクスと笑い出すと後ろを振り返り、風呂場のドアを開けようと手を伸ばしました。

しかし、ドアが開きません。
グイグイ引っ張ってもドアが軋むだけでウンともスンとも言わないのです。
『あれ?鍵が掛かっちゃったのかな?』
そう思いながらドアの下についている捻って掛ける鍵に手を掛けようとしたその時、Eは異変に気付きました。

223: 210 終わりです 03/06/12 21:13
ドアの下の換気窓から誰かが覗いている・・・
その窓は風呂場でのシャワーや掛け湯で脱衣所が濡れない様に複雑な造りに成っているので風呂場からも脱衣所からも覗く事なんて出来ません。
(大体何処の風呂場の換気窓でもそうだと思います。マンション住まいの方なら解り易いかも)

しかし縦3cm、横20cm、奥行き1cm程のそのとんでもない隙間に人が居るんです。
どう考えたってオカシイ。
どうしてこんな所で人が覗いてるのか・・・
それ以前に床から顔が生えていないと絶対無理な体勢でその人は覗いていました。
目だけ見えるその異物にEは声も上げる事が出来ず、凝視されるその目と見つめ合ってしまいました。
そしてEは意を決した様にドアを思いっきり開きました。
脱衣所には誰も居ません。
もう一度その換気窓を覗いてみましたがあの目はありませんでした。
そして我に返ったEは、あまりの恐怖心でパニくりながら急いで携帯を手に私に電話を掛けてきたと言う事でした。

それから5日経ちますがその風呂場にはもうあの目は出てきて無いらしいです。
そしてEはそれから怪談話を煽ったりしなくりました。
と言うか嫌うように成りました。
あの目は一体何だったのか今でも意味不明です。
長文な上、訳の解らない話でスミマセン。

226: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/06/12 21:21
>>220>>222-223
乙です。
しかし風呂場はコワイですなぁ…
これから風呂に行こうとしていたのに…・゚・(ノД`)・゚・

21: 4-1 03/06/10 17:46
昔話です。
今から20年ほども前の話ですが、私は写真学校の学生でした。
今はどうなのか知りませんが、学校の課題が出ると仲のいい同級生が集まって誰かのアパートを暗室にしてプリントをしていたものです。
窓に暗幕を張り、現像液、停止液、定着液を作り、水洗の用意も、と一人分の課題を済ませるには準備が大変なので何人かの間でローテーションを組んでお互いに部屋を提供していました。
部屋を借りる側は印画紙や、差し入れの酒やつまみを持ってくるのが暗黙の了解のようになっていましたね。

その日は私が部屋を暗室として提供する日でした。
集まったのは私を入れて7人。
誰かがプリントしている間、残りの6人は暗室電球の赤い光の下でジュースや酒を飲みながら世間話や恋愛相談に熱をいれていたものです。
順調に作業も進み、7人が課題のプリントを終えたころ時計は午前2時を回っていました。

暗幕を外し、薬液を処分し酒を飲み始めたとき、誰かが、「もう少しなんか食べるもの欲しいよなぁ。」と言い、他のみんなもそれに賛同しました。
7人でジャンケンをし、3人が買い出し部隊としてコンビニへ行くことになり、部屋の主である私はジャンケンに負けてしまいました。
その時一緒に行くことになったのが、同じアパートで私の部屋の隣に住むNと、その日来ていた女子2名のうちの1人、S子でした。私の住むアパートから路地を抜け、商店街を通り、お不動さんを通り過ぎた最初の角を右に曲がって焼鳥屋のある路地を150mほど進むと、幹線道路に出ます。
コンビニはその幹線道路に出てすぐ左手にありました。
外に出た私たちは表参道のキーウェストクラブってどんな店かな?とか、ホンダのアコードエアロデッキってカッコいいよな!とか、まぁそんな他愛も無い話をしながら夜風に吹かれて歩いていました。

22: 4-2 03/06/10 17:47
お不動さんを通り過ぎ、焼鳥屋の路地に入って10mも進んだときでしょうか、真ん中に居たS子が居ません。
後ろを振り返ると、路地の入り口で立ち竦んでいました。
「どうした?」
と声をかけるとS子は真っ青な顔で両手を思いきり振りながら、私たち2人を手招きし始めました。
仲間内では霊感があることで知られていたS子の尋常ではない様子に私たちも訝りながらS子の元へ戻りました。
S子の側に行くとなおも彼女は青白い顔のまま路地を注視しています。
というより、視線を逸らす事が出来ないと言った風でした。
改めて「どうした?」とS子に聞くと、彼女は視線を前に向けたまま、一言だけ言いました。

「いっぱい、居る」

26: 4-3 03/06/10 17:49
私とNは路地の方へ目をやりましたが、いつもと同じ路地にしか見えません。
「どこに?」とNが聞きました。
S子は「ちょうど真ん中の辺りに居るっ。こっちに向かって・・・」S子が言葉を呑みました。
その刹那、Nが声をあげました。「痛ッ!」Nは左の頬をさすりながら口元をゆがめて無理に笑顔を作りながら私の方を向いていいました。
「おい、こんなときに冗談やめろよっ!!」
私には何が何だか判りません。
S子は歯の音が聞こえるほど震えていました。
「冗談って、何がだよっ?!」
私はNに言い返しました。
「今、俺のほっぺたぶったろがっ!!」
Nの顔は笑ってません。

その時、路地に向かって真ん中のS子を挟むように、右にN、左に私が立っていました。
その位置関係で私たち2人は前に出て呼び戻された訳ですから、路地に対してNと私は背中を向けていた訳です。
その距離1.5mほどでしょうか。
当然、私がNの左の頬を叩ける訳が無いのです。
「どうやったらおまえの左のほ・・・」私の言葉は最後まで出ませんでした。

27: 4-4 03/06/10 17:50
今度は私が右の頬を叩かれたのです。
冷たく、水気を含んだような・・・例えが見つかりません・・・。
とにかくここから離れないと何だか判らないが危ない。
声をかけても無反応なS子を体格のいいNが抱え上げ、一目散にアパートへと走りました。
無事アパートへ帰り着き自分の部屋に入ったとき、出かける前と部屋の雰囲気が違うような気がしました。

正確には「部屋にいる友人達」の雰囲気が、でしょうか。
彼らはこちらを見て、「どうした?S子だいじょうぶなんか?」と聞きました。
S子も現場を離れたせいか、少し落ち着いた様子で水を1杯飲むとみんなを見渡して、言いました。

「気がついた?」
部屋で待っていた4人は口々に「やっぱり!?」とか「あぁ・・・」とか口に出しています。
私とNにはなんの事だか判りません。
4人のうちのもうひとりの女子、Yが泣き出しました。

「だって、一人多かったんだもん。」

28: 4-4+1(藁) 03/06/10 17:51
説明によると、現像の作業中から部屋の中にもう一人「誰かが」いたらしいのです。
ジュースや酒を飲んでいたコップ、みんなが自分の部屋から持ってきて、洗った後持って帰っているコップ。
数えると1個多い。
S子に「気づいてた?」と聞くと、「気づいてた」と。
現像の作業が終わって後片づけをはじめた頃には居なくなっていたようで、気にはしてなかったそうですが、路地に同じような感じの影が佇んでいたそうです。
その日は皆、一人で帰りたくないということで隣のNの部屋で朝まで起きていました。
明るくなってきた頃、S子に「あのまま進んでたら、俺達どうなってた?」と聞きました。
彼女は、「通りの真ん中のあたりに大きな穴が開いてて、そこからいっぱい這い出てきてたの。多分、引きずり込まれたんじゃないかな・・・。」
「・・・・・。」
しばらくして私とNは引っ越しました。

今でも、あの路地が何だったのか、どんな曰く因縁があったのかは謎のままです。
東京23区、山手通から内側に少し入った所に、いまでもその路地はあります。

おきをつけて

長文にお付き合いいただいて、ありがとうございました。

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