706: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/07/04 16:30
怖い話ではないのだけど、大学で札幌いた頃の話。
友達三人で遊んでたおれらは、真夜中になり、暇をもてあましてた。
部屋の中にいてもつまらないということで、友達と三人でドライブに行った。
どこにいくか迷ったが、夏だったこともあり怖いとこいこうぜ、ということになった。

札幌の人はわかると思うが、ある地区はいまも原始林が多く、夜は電気もなく真っ暗だ。
そこで、原始林の奥にいくことにした。
車がぎりぎり通れる位の道をびくびくしながらひたすら走ってた。

707: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/07/04 16:33
十五分くらい走ったとこで友達が「あれ?向こうに人歩いてない?」といった。
こんな真っ暗なところにいるわけがない!おれらは降りて確かめてみた。
よーくみると、前方50メートルくらいのところに人がいる。
車のライトでやっとみえるくらいだ。
「こんな時間に散歩かよー・・・」
おれらは怖くなり一目散に車を走らせた。

710: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/07/04 16:37
森から抜けたおれらはさっきの人のことを話し始めた。
「あんなとこでなにやってんだ?」
「近所の人だろ?」
「森ん中に家あるかよ」
「しっかし、まじで真っ暗だったなー。」
「車のライト無しじゃ、木に突っ込むよな」
「あれ?」
「あの人、懐中電灯もってた?」
「いいや。手ぶらだった・・・」
「もっかい、いこうぜ・・・」
時間にして一分くらいだった。
おれらはすぐにもどった。
2分くらいで追いつくはず、右折すればさっきの人とすれ違う。
怖かったが、確かめたかった。

しかし、いない・・・

711: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/07/04 16:41
「やべーよ!やなものみちゃったよ!」即行で戻った。
その日はその話はもうしないで、ねた。

次の日バイト先でそのことを店長に話した。
「あの道で消えたんだな?なんでその人に声をかけなかったんだよ!あそこ自殺の名所なんだぞ!」
「・・・・・・」
あの人は人間だったのか。
おれらが声掛けていればナニカから救うことはできたのか。
さっき急に思い出しました。
全部本当のことです。

長文スマソ。札幌の人場所わかってもカキコしないでくださいー。

744: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/07/05 02:53
どこに書いたらいいのか分かんないんだけど、ここに書かせてください。
誰に言っても曖昧な答えしかしてくれないので、ここなら誰かが俺に答えをくれるかも。
小学4年生くらいのことなんだけど、親戚が水泳教室を開いていて、そこの夏季合宿みたいなのに参加させてもらった。
海辺の民宿に泊まって、海で泳いだり魚を釣ったり山登ったりする。
小学生が十数人と、あとは引率の先生が男女あわせて4人くらいいた。
俺は同年代のいとこがいたせいで、すぐに他の生徒ともうちとけ、1週間毎日楽しく過ごした。

その最終日前日のことだったと思う。
運悪く台風が近づいてきているということで、海でも泳げず俺たちは部屋でくさっていた。
みんなは部屋で喋ったりお菓子食べたりテレビ見たりしてたが、俺は目の前の海を、民宿の2階の窓からぼんやりと眺めてた。
強風で物凄い高さの波がバッコンバッコンやって来るグレーの海。

745: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/07/05 02:53
なんだあれ?思わず声が出たのかもしれない。
気がつくと後ろにKちゃんもやってきて一緒に窓の外を見ていた。
2つ上の6年生で、虫取りが上手な奴だったと記憶している。
「え、あれ・・・」Kちゃんも浜辺のそれに気がついたらしく、目が大きく見開いている。

荒れ狂う海のすぐそばを、白いモノが歩いてくる。
歩いてくる?というか移動してくる。
男か女かも分からない。
俺は近眼なんで良く見えない。
服とか着てるようには見えないんだけど、全身真っ白だ。
真っ白のウェットスーツ?そんなものあるのか?動きはまるでドジョウ掬いをしているような感じで、両手を頭の上で高速で動かしている。

746: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/07/05 02:53
俺の真後ろで突然やかんが沸騰した。
ピーーーーーーーーーー!
いや、ちがう。
Kちゃんの叫び声だった。
引率の先生が飛んできた。
Kちゃんは何回もやかんが沸騰したような音を出して畳をザリザリとはだしの足でこすって、窓から離れようとしていた。
その後引率の先生と他の先生とがKちゃんを病院に連れて行ったような気がする。
その日はみんな怖くなって布団をくっつけあって寝た。
Kちゃんは戻ってこなかった。

数年後親戚の集まりでいとこと会ったので、その夏の事を聞いてみた。
いとこは何故か露骨に嫌な顔をした。
Kちゃんはストレス性のなんとかで(脳がどうとか言ってたかな)その後すぐに水泳教室をやめたらしい。
水泳教室自体も、夏季合宿の類を中止したそうだ。
Kちゃんは何を見たと言っていた?俺が聞きたいのはこれだけなんだが、どうしても聞きだせなかった。
俺は、その夏季合宿の後すぐ眼鏡をかけるようになった。
でも今でも、その夏季合宿の時に眼鏡をかけていたら・・と思う。
Kちゃんは一緒に森を探索したときに、木に擬態しているような虫も真っ先に見つけるほど目が良かった。
Kちゃんはきっと、その浜辺で踊っていたモノ(踊っていたとしか言い様がない)を、はっきりと見てしまったに違いないんだ。

747: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/07/05 02:56
怖い・・・

748: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/07/05 03:03
くねくねは海にもいるのかよ(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

799: 父ちゃんガクガクブルブル 03/07/05 13:43
俺が子供の頃、実家の押入れの戸が15センチくらい開いていて、中からツルンとした真っ白い陶器のようなミイラのような人が体育座りしてこっちを見ていたっていう体験をしたんだけど、そんな記憶も薄れて忘れかけていたわけですよ。
で、つい先週のこと、夜中にいきなりオヤジから電話が掛かってきた。
声が震えている。
「なんかあったの?」と聞くと「あったなんてもんじゃねーよ!トイレ行けねーよ!」と、オヤジの威厳まるでなし。
オヤジの話はこんな感じだ。

その夜、オヤジは件の押入れの前に布団を敷いて寝ていた。
夜中に息苦しくなって目を覚ますと、背中に人が張り付いているような感覚と、首に腕が絡んでいる感触。
姉の子供(オヤジにとっては孫)が布団に入ってきたのだと思ったが、すぐにそうではないことを思い出した。
姉はその時俺の家に子供連れでで泊まりに来ていたからだ。
(誰なんだ?泥棒?オバケ?オバケって見たことないな・・・見てみるか)
オヤジは何を思ったかそいつの正体を見てみようと考え、その腕をむんずと掴み、背中側からお腹側に持ってきた。

800: 父ちゃんガクガクブルブル 03/07/05 13:44
勿論目の前にそいつの顔。
それについての親父の説明を聞いて驚いた。
子供の頃に見たモノとそっくりだったからだ。
真っ白くてツルツルで髪の毛は一本も無く、、目はカッと見開いているというよりは瞼がないって感じで、その所為で驚いたような顔。
全体の印象は大人なんだけど大きさは3歳児くらい。
そんなもんがすぐ目の前に来てしまい激しく動揺したオヤジは、そいつを自分から引き剥がそうとして首を掴んで引っ張った。

すると首は簡単に取れてしまった。
たまらず大声を出した瞬間、そいつは消えたそうだ。
胴体のほうの首の切り口は、見たこと無いけどなんとなく妙にリアルな首の断面だと思ったという。

実に20年以上も俺の家に住んでいるそいつは一体何者なんだろう。
家のある場所は所謂因縁のある土地でもないし、そいつの所為で何か酷い目に遭ったという事もない。
あるとすれば母親の自殺くらいだが、それとそいつが関係あるとはあまり思えない。
根拠は無い。
今もいることがわかったので実家に帰るのが怖い。

803: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/07/05 13:54
>>799-800
((((;;゚Д゚))))

835: せじさん。 03/07/05 18:16
怖い話し好きのオレは、よく人から怖い話を聞き出したりします。
これは2年と半年ぐらい前にチャット友達から聞いた話なんですが、あんまり怖いお話だったので、清書して保存しておいたモノです。
長文なので、お時間のある方はお読みくださいな。

高校生の頃、バンドをしていた彼は、人から借りた空家で何度か練習をしていました。
その日もバンドのメンバーと練習をしていて、お昼になりご飯を買いに行くことになりました。
ただ、彼だけは一人残るコトになりました。
前日夜更かしし過ぎていたこともあり、彼はそこに置いてあったダブルベッドに横になり、寝て友達の帰りを待つことにしました。
すやすや寝ていると、誰かが部屋に入ってくる気配が。
彼は「早くも友達帰ってきた♪メシだっ♪」と思い、「しんごー(仮名)」と友達の名前を呼びました。
しかし、声は実際には出ませんでした。

836: せじさん。 03/07/05 18:17
「あら?」と思っていると、そこには最初一人だと思っていた影が二つありました。
目もあまり開かない状態で、ちょっと黒っぽく人影が見える程度。
それが、ドアを開けてきて、入ってきていました。
普段から金縛りに会う彼は、「なんかヤバイナー?」と思い、何とか、金縛りをとこうとしたわけです。

ふと気付くと、耳の奥の方で、「にゃ~なや~のあ~のぉぅ~~~」と、かなり低い声で意味不明の呪文の様なコトバが聞こえてきました。
ふと外を見ると、生気の無い顔をした人の群れが見えました。
気付くと、忘れた頃にさっき入ってきた二人が彼に近づいてきて、彼を覗き込み、何かを話しています。

次の瞬間、彼はそいつらに持ち上げられ、その行列のほうに連れて行かれそうになり、「やべぇぇえぇぇぇぇえ」と叫びましたが、声は出ず。

837: せじさん。 03/07/05 18:17
隣の部屋まで連れて行かれたとき、外の行列が完全に見えてきて、そこにはやはりかなりの人数が行進しており、その周りをお坊さんみたいな、袈裟をかぶった人が、鈴を鳴らしながらあるいておりました。
そのまま彼は二人の影に運ばれ、ついに外に出る冊子のところまで連れて行かれたときに、その二人のうちの一人が、なにかを唱える感じになりました。
彼はもう抵抗する気も失せ、「もうダメだ」と思っていました。

その時、「ブオォォォォォォン」と言うバイクの音。
その瞬間、彼はボトッと外に放り出され、金縛りが解けました。
そして、友達の登場。
「おまえ、何で、外に寝てるん??」バイクの音が聞こえた時、その回りにいた人全てが消えてしまったそうです。

838: せじさん。 03/07/05 18:17
後日彼が大家に聞いたとこによると、以前にそこに住んでた人の3人のうち、2人が生活感をそのままに謎の失踪。
その後、バイクで帰って来た友達は、発狂し入院。
ベースを弾いていたメンバーも、事故で死んでしまったそうです。・・・

チャットログから清書したものなので、多少事実と違うとこもあるかと思います。
チャットログがあればそっちを載せたんですが、もう手元に残ってませんでした。
激しく残念。

898: ラブカ 03/07/06 09:14
札幌で一人暮らしを始めて二ヶ月くらい経ったある日の晩。
夢の中で目が覚めた。

夢の中で夢から覚めたボクは自分の部屋にいた。
六畳の和室の真ん中に布団を敷いて仰向けで寝ていた。
しばらく天井からぶら下がる電灯の豆電球を見つめていた。
するといきなり掛け布団が足下から引っ張られ消えてしまった。
仰向けのまましばらく恐くて動けなかった。
足下に気配を感じる。
首だけ起こして足下を見ると掛け布団をかぶった黒い影がそこに居た。

ここで目が覚める。
夢の中の自分と同じように仰向けになって寝ていた。
掛け布団はちゃんと自分にかかっていた。

926: ラブカ(の続き) 03/07/06 16:46
夢だと思い安心したが、不思議なことに気付いた。
電気を完全に消したはずなのに、豆電球だけついていたのだ。
体全体に言いようのない恐怖が走った、ゾクッとした瞬間、掛け布団が足下に引っ張られた。
やばいっ、逃げなくちゃ!と思ったが、体が動かない。
怖くて足下を見られないが、視界の隅で黒い影が見える。
不意に次の瞬間電気が切れた、いや、違う。
目の前を黒い影が覆った。
「逃がしやしないよ」と声が聞こえた。
もう半狂乱に近い状態だった。
体が足下に引っ張られる感覚があり、慌てたオレはものすごい力で体を動かそうとした。

その瞬間、布団から飛び起きた。
夢だったのだ。
起きたと同時にまた声が聞こえた。

「また逃げるのか」

勝手に話を続けてしまいました、ごめん。

元スレ:https://bubble.5ch.net/test/read.cgi/occult/1056554085/