278: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/07/11 20:23
幽霊を直接見たわけじゃないので全然怖くないかもしれないけど。
それでも割と最近の出来事で、今でもこの事で悩んでます。

私はこのオカルト板をしょっちゅう出入りするほどのオカルト好きで、高校でもオカルト研究会なんて妖しげなものに入会するぐらいでした。
それでそこにとても可愛い後輩がいました。
その子は背中まで伸ばしたストレートの黒髪をしていて、初めて見た時はまるで日本人形のようなんて思ったぐらいでした。
肌も白くて綺麗で同性から見ても食べちゃいたいと思うぐらい可愛い子です。
そんなわけだから会の皆が彼女を密かに狙ってました。
でも彼女はいつもどこか冷めていて、会に顔を出してはいてもいつも後の方でニコニコと相槌を打っているばかりで積極的に輪の中に入ってきませんでした。
だから会の中に彼女と仲良しになった者は誰もいませんでした。
私はいつもそれをちょっと残念と思っていました。

279: 278 03/07/11 20:32
そんなある日の事、私が街で買い物をしている時に偶然、彼女を見かけたんです。
彼女は建物と建物の狭い路地裏の入り口辺りに立っていて誰かと喋っているようでした。
彼女はとても楽しそうでした。
(もしかして彼氏かな?)と思って、彼氏だったらちょっと悔しいし、私は日頃から彼女に少なからず好意を持っていたので声をかけてみようと彼女に近づきました。

声をかけてみようと彼女に近づくにつれ、私は異常に気がつきました。
彼女は誰もいない虚空に向かって話していたのです。
それもひとりごとではなくまるで誰かと会話をしているように。
私はそれに気づいた瞬間、(あ、もしかして危ない人?)と思いました。
普通の人だったらここで彼女は気違いなんだろうと思い敬遠する所でしょうが私は引き下がらなかったのです。
思えばこれが最初の間違いだったのかもしれません。

280: 278 03/07/11 20:40
誰もいない路地裏、虚空に向かって話す少女。
オカルトかぶれの私はこのシチュエーションを見てピンと来てしまったんです。
(もしかして、彼女は霊と喋っているのかも?)そしてあろう事か、私はこれは彼女と仲良くなれるチャンスかも、なんて思ってしまったんです。

私は意を決して彼女に話しかけました。
「○○ちゃん、その人だーれ?」
その時の私はどうかしていたんでしょう。
私は彼女が話しかけていると思われるモノがさも見えているかのような芝居をしたんです。
彼女は一瞬ひどく怯えたようにこちらを振り向き、しばらく何か悩んだ後、やがて私にこう言いました。
「先輩も、この人が見えるんですか?」と。

281: 278 03/07/11 20:49
それから後、私達はしばらく談笑しました。
彼女は人が変わったように明るく話をしてくれました。
私も嬉しくなって彼女の話を聞きました。
彼女が小さい頃から霊と話ができた事、誰も信じてくれなかった事、一度両親に精神病院に入れられそうになった事、そして自分と同じ能力を持った私に会えてすごく嬉しい等々。

もちろん私にそんな能力なんてありません。
霊なんて見えないし話せないです。
全部嘘っぱちです。
話のつじつまを合わせるために私は「自分は霊を見る事はできるけど話す事はできない」とさらに嘘を重ねました。
そして彼女はそれを信じ込んでしまいました。

282: 278 03/07/11 20:59
その日から彼女は私にかなり懐くようになりました。
研究会の人達も急に私達が仲良くなったのを見て驚きました。
私はそれで優越感を感じて気分が良くなり、彼女の言った事を一つも信じてはいなかったけど、そんな事どうでも良くなっていました。

ただ、彼女は私に気になる事を言ってきたんです。
「その人、先輩の事とっても気に入ったって言ってますよ」
「えっ?その人って?」
「ほら、先輩の隣にいる人。あれからずっと一緒にいますね」
もちろん私の隣には誰もいません。
私は彼女が霊の事を言っているんだとわかりました。
「あ…ああ、これね。そうそう、なんだか好かれちゃったみたいで」
私はまた霊が見えているかのような嘘をつきました。
すると彼女はニッコリと笑って、「良かった。フフフ、でもそんなにピッタリとくっついてるとまるでとり憑かれてるみたい」と言いました。
私はその時初めて背筋がゾーっとしました。

284: 278 03/07/11 21:07
それからほどなくして私は体調を崩しました。
しかも一向に治る気配は無く、日に日に私は痩せ衰えていきました。
あまりにもタイミングが良くて、もしかしたらあの時の霊のせいかもしれないと思い始めていました。
だんだん学校も休みがちになってしまって、その日もベッドで寝ていました。
そうしたら件の後輩の子が私のお見舞いに来てくれたのです。

私は彼女の優しさに耐え切れなくなって、いままで嘘をついていた事を告白しました。
私が霊が見えるなんていうのは全部嘘だと聞いた彼女は、「えっ、嘘…だって…それじゃあ……」と言い、顔面蒼白になりながらうわ言のように呟きました。
「手遅れですよ、もう……」
それから彼女は研究会を辞め、たまに私とすれ違っても目も合わせてくれません。
私は今でも病気がちのままです。

285: 278 03/07/11 21:08
これで終わりです、駄文長文スマソ。

449: ななす 03/07/12 23:24
もう15年くらい昔だろうか。
俺の父側の祖母と父は霊感があるみたい。
俺はまったくないみたいだが。

そんな父と二人で山までシダ植物を取りに行った。
親父は建てたばかりの新築の家の庭にシダ系の植物やコケを植えたいと言いだし俺まで無理矢理連れてかれた山の頂上まで車を走らせ、林道を歩きながらシダやコケを取って袋につめこんだ。
んで古びた神社が見えたので親父が「メシにすっかw」と先先神社へ歩きお袋の手製の弁当をリュックからだした

452: ななす 03/07/12 23:31
さあ、食べようか。
ってとこで親父がいきなり「あ・・・ここヤバイな・・」と、いいだした。
「は?なにがよ。」
「沢山いる」
俺はゾッとした。
俺には何も感じない。
でも親父の腕・・鳥肌立ってる。。

「神社入る前なんにもなかったんでしょ?」
「うん。でも今は感じるな。おい。早く弁当しまえ。ここから離れるぞ」
俺はビクビクしながら弁当をしまいリュックを背負い親父のポロシャツの袖をがっしり握りしめ神社を後にした

471: ななす 03/07/13 01:10
つづき
俺と親父はもう帰ろうと言う話になり来た道を急いで戻った道中、鳥の鳴き声しか聞こえない。
ところが親父は急に「ついてくるな。元の場所へかえりなさい・・」
俺は「え??元の場所ってどこ・・」
「おまえに言ってるんじゃない!!」
いきなり怒られた。

親父は息を切らしながら俺の手をギュゥと握ってる。
手汗がぬちょぬちょ俺の心臓はバクバク鳴っている。
怖い怖い怖い!見えないし何も感じないからといって安心なんかできない。
見えないから。
感じないから。
得体のしれない恐怖に気が狂いそうだった。
「なあ。○○(俺の名前)。こいつら父さんとお前のこと気に入らないみたいだわ」
え!勘弁してくれ。冗談だろ?
と言いたかったが親父の青ざめた顔見たら言えなかった。

「なあ。ギャァテイギャァティハァラギャァテイアラソウギャァティボウジソワカハンニャァシンギョウ(あんまり覚えてないが、こんな感じのお経)って心の中でもいいから唱えとけ。よし。と言うまで!わかったな」

472: ななす 03/07/13 01:17
それは、小さい頃一緒に風呂入った時、何度も教えられたお経でした。
とりあえず必死にそのお経を唱えながら車を停めてある場所まで早足で向かったのを覚えてます。
なんか後ろで「グゥー!」とか「ヌゥー!」とか何かが叫んでた。
それは耳をふさいでも聞こえました。
車までやっとこさたどり着くとボンネットに大きな石が落ちててかなり車がヘコんでました。

人の仕業かどうかわからないが石をおろして急いで山を下りました。
途中親父に「よし。もうお経いいぞ」と言われてもまだ唱えてました。
幸い事故もなく帰れましたが、帰り道お寺まで行き二時間ほどお払いをうけて、親父は住職と話があるからと言って俺は先にうちまで歩いて帰りました。

それからは何事もなく普通の生活を送っています。
書いてるうちに手が震えて下手な文になってしまいましたが、どうか勘弁してください

610: 林海学校 03/07/13 22:12
私と友達数人が実際に体験した話しです。
私達は死ぬほど怖かったので失礼します。
夜の林海学校での事です。
部屋の外に長いベランダ(他の部屋とも繋がってる)があって見晴らしが良い場所でした。
ベランダが繋がってるのですが、ベランダ沿いの他の部屋は全部、無人でした。
私達の班だけ少し離れた場所に収容されたみたいです。
今思えば運が悪かったです。

611: 林海 03/07/13 22:13
夜の自由時間に私は友達と2人でベランダに出ました。
角部屋だったので、長いベランダの端に立っていました。
中に居た同じ部屋の友人らが悪戯で鍵をかけました。
初めは笑いながら「開けろよ~」とか言っていました。
3分くらい立っても開けないので、イライラしてきました。

すると一緒にベランダに出ていた友達が、私の肩を激しく叩きました。
叩く力が強かったので、ムカっときて「なんだよ」と振り返ると、いや、振り返る瞬間に左の方に白っぽいモノが見えました。
よく見ると上半身半分だけの、白く半透明の人影みたいのが、こっちに向ってきました。
その時は距離で言うと15~20メートルはあったと思います。

612: 林海 03/07/13 22:15
近付いて来るスピードはゆっくりです。
ネコがゆったり歩くくらいのスピードです。
近付いて来るにつれ、顔の輪郭がはっきり見えました。
目は虚ろな中年くらいの痩せた男に見えました。
はっきり見えたと同時に、一気に恐怖が絶頂に達しました。
友人と私は必死にサッシ戸を叩いて、中の友人らに訴えました。

確か「はやく開けてくれ!」「早くしろ!」とか言いました。
中の1人友人は冗談だと思ったらしく、笑いながらゆっくり近付いてきました。
中の友人の1人がガラス越しに私達が指を指してる方を見ました。
その友人も笑い顔から恐怖の顔に変わりました。
この表情の移り変わりも怖かった(w

613: 林海 03/07/13 22:15
中の友人の1人はすぐに戸を開けました。
もう白い影は5メートル位まで近付てました。
私と友人は倒れるように中に入りました(私は腰が抜けてた)。
他のトランプをしたり談笑したりしていた友人らも、ただならぬ雰囲気に皆、一斉にこっちを見ました(確か12、3人いました)。

戸を開けた友人が「外!・・外!」と他の友人に訴えました。
外にいた私と友人は、その場にへたり込んで声も出ませんでした(w
ほんの少しシーンとした間がありました。
普通の幽霊話しではそのまま消えるのでしょうが、私達の場合は違いました。

614: 林海 03/07/13 22:16
シーンとした間の後に、白い影は普通に出ました。
部屋の中は一気に騒然としました。
白い影はそのまま真直ぐと突き当たりの壁に消えていきました。

その後、誰かが先生や他の部屋の生徒に報告したと思います。
他の部屋の生徒が押し掛けて来て大変でした(正直ウザかった)。
先生の態度は半信半疑でしたが、部屋の全員が目撃したので、多分、信じたとは思います。
先生曰く、人数が余っての特別の部屋(フロア)との事ですので、前にも同じような事件があったのかも(先生も知っていた?)。
管理人のおじさんに聞いたのですが、ノーコメントでした(w
長文失礼しました。

615: 林海 03/07/13 22:23
蛇足ですが、その後に別の部屋の友人が病気で帰りました。
結構な大手術で数カ月学校を休みました。
これは偶然だとは思いますが、当時は関連付けられた話になってました(w
友人の証言によると、彼は神社賽銭を盗んだらしく、実はその祟りかもしれませんね(w

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