691: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/09/14 05:51
友人から聞いた話です。
真偽のほどは分かりませんが、彼の口調は真剣でした。
去年の夏、彼(以降K)は同じ学部の友達と二人で、やや遠くまでドライブに出かけたそうです。
小雨はぱらつき、あまり快適とはいえない天気でしたが、そこそこ楽しんだ帰り道。
人家も少ない、車の通りも激しくない道だったと聞いています。
Kの後ろを走っていた友人が、突然Kに向かってパッシングしました。
Kは、彼がいつものようにふざけていると思ったらしく、相手にしませんでした。
ところが、少し進んだところで、後ろの彼が、さっきよりも一段と激しくパッシングを繰り返し、クラクションも鳴らしだしたのです。
「なんや、あいつ。ええかげんにしとかんかい」
と思ったKは、路肩に停車し、続いて車を停め急いで降りてきた彼に注意しようと思っていました。
真偽のほどは分かりませんが、彼の口調は真剣でした。
去年の夏、彼(以降K)は同じ学部の友達と二人で、やや遠くまでドライブに出かけたそうです。
小雨はぱらつき、あまり快適とはいえない天気でしたが、そこそこ楽しんだ帰り道。
人家も少ない、車の通りも激しくない道だったと聞いています。
Kの後ろを走っていた友人が、突然Kに向かってパッシングしました。
Kは、彼がいつものようにふざけていると思ったらしく、相手にしませんでした。
ところが、少し進んだところで、後ろの彼が、さっきよりも一段と激しくパッシングを繰り返し、クラクションも鳴らしだしたのです。
「なんや、あいつ。ええかげんにしとかんかい」
と思ったKは、路肩に停車し、続いて車を停め急いで降りてきた彼に注意しようと思っていました。
692: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/09/14 05:52
顔面蒼白な友人。
それを見て怒りが困惑へと変わったK。
友人が言うには「おまえの車の上に和服姿の女の人が乗っとった」
「しばらく正座しとったその女性が、突然サンルーフをこじ開けておまえの車ん中に入ってった・・・」
なんじゃそら、いたずらにも程があると思ったKは、ともかく車に戻ろうとドアを開けました。
サンルーフは全開し、車内は降り続ける雨で濡れていたそうです。
それを見て怒りが困惑へと変わったK。
友人が言うには「おまえの車の上に和服姿の女の人が乗っとった」
「しばらく正座しとったその女性が、突然サンルーフをこじ開けておまえの車ん中に入ってった・・・」
なんじゃそら、いたずらにも程があると思ったKは、ともかく車に戻ろうとドアを開けました。
サンルーフは全開し、車内は降り続ける雨で濡れていたそうです。
745: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/09/14 15:26
俺ってひどい近眼なんだよね。
この前職場でこけてメガネ壊したんだけど、その日は半日メガネなしで何とかやってたんだ。
メガネ修理の為、早めに仕事上がって地下鉄に乗った。
有楽町線だけど、最初は周囲がぼやけるわ、遠近感はうまく掴めないわで、ちょっとびくびくしてた。
でも池袋につく前には少し慣れたかな、と思っていると。
ぼやけた雑踏の中に、そこだけくっきり見える物があった。
どう説明していいのか分からないけど、何か眩暈がしそうだった。
なるべくそちらを見ないようにして、人波につられて歩いたけど、もう一回見てみたい誘惑にかられた。
この前職場でこけてメガネ壊したんだけど、その日は半日メガネなしで何とかやってたんだ。
メガネ修理の為、早めに仕事上がって地下鉄に乗った。
有楽町線だけど、最初は周囲がぼやけるわ、遠近感はうまく掴めないわで、ちょっとびくびくしてた。
でも池袋につく前には少し慣れたかな、と思っていると。
ぼやけた雑踏の中に、そこだけくっきり見える物があった。
どう説明していいのか分からないけど、何か眩暈がしそうだった。
なるべくそちらを見ないようにして、人波につられて歩いたけど、もう一回見てみたい誘惑にかられた。
746: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/09/14 15:27
それは物じゃなかったんだ。
色彩が無かったから物に見えたけど、人間のようなものだった。
背のひょろっとした中学生くらいの男の子。
俺がまばたきしながら通り過ぎようとすると、うつむいたまま横移動。
もう気づいてたよ。
これが生身の人間じゃないことは。
だって、俺は壁際を歩いてた。
そいつは壁に写った映像だった。
俺は眩暈がひどくなって、吐き気がしたよ。
色彩が無かったから物に見えたけど、人間のようなものだった。
背のひょろっとした中学生くらいの男の子。
俺がまばたきしながら通り過ぎようとすると、うつむいたまま横移動。
もう気づいてたよ。
これが生身の人間じゃないことは。
だって、俺は壁際を歩いてた。
そいつは壁に写った映像だった。
俺は眩暈がひどくなって、吐き気がしたよ。
215: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/09/17 22:12
古い6階建てのビルに住んでる友人(A)から聞いた話。
そのビルはAの親戚が、Aの生まれるずいぶん前に建てたビルらしくて、安っぽいスナックとかが入居してる。
Aの父親がそのビルをいくらかで譲ってもらって、ちょうど空いていたビルの5階に家族で住んでいた。
Aの部屋でゲームをして遊んでたんだけど、部屋の窓側を塞ぐように箪笥やら本棚やらが配置されてて開けられないようになってる。
不思議に思って訊いてみると、「この窓は開けないから別にいい」らしい。
確かに窓のすぐ隣には、このビルより高いビルが建ってて、Aの住んでいるビルとは2mくらいの隙間しかない。
当然、太陽光なんか差し込まないし(そのせいでAの部屋はいつも薄暗い)、空気もよどんでいるから、たしかに開ける必要のない窓だった。
Aの住んでるビルが建って数年後に隣にビルが建ってしまったので、この窓が使われたのはほんの数年だけなんだとか。
(当然隣のビルの壁には窓はない)
「そっかー」
なんて納得しつつゲームを続けると、画面を向いたままAが
「それに外を変なのがうろつくから」って言う。
こいつ意味不明なことを言うなと思って、
「はぁ?うろつく?5階の外を?」
って訊ねると、Aが変な話を聞かせてくれた。
そのビルはAの親戚が、Aの生まれるずいぶん前に建てたビルらしくて、安っぽいスナックとかが入居してる。
Aの父親がそのビルをいくらかで譲ってもらって、ちょうど空いていたビルの5階に家族で住んでいた。
Aの部屋でゲームをして遊んでたんだけど、部屋の窓側を塞ぐように箪笥やら本棚やらが配置されてて開けられないようになってる。
不思議に思って訊いてみると、「この窓は開けないから別にいい」らしい。
確かに窓のすぐ隣には、このビルより高いビルが建ってて、Aの住んでいるビルとは2mくらいの隙間しかない。
当然、太陽光なんか差し込まないし(そのせいでAの部屋はいつも薄暗い)、空気もよどんでいるから、たしかに開ける必要のない窓だった。
Aの住んでるビルが建って数年後に隣にビルが建ってしまったので、この窓が使われたのはほんの数年だけなんだとか。
(当然隣のビルの壁には窓はない)
「そっかー」
なんて納得しつつゲームを続けると、画面を向いたままAが
「それに外を変なのがうろつくから」って言う。
こいつ意味不明なことを言うなと思って、
「はぁ?うろつく?5階の外を?」
って訊ねると、Aが変な話を聞かせてくれた。
216: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/09/17 22:13
Aはその日も、学校から帰って夕食を食べた後、時間が経つのも忘れて夜遅くまでゲームをしていたらしい。
すると部屋の窓がバタンッ、バタンッって音を立てた。
なにかがぶつかったような音。
慌てて窓のほうを確認すると、窓ガラスに変な跡がついている。
大掃除以来ずっと開けていないせいで、外側がほこりまみれになった窓に手形がついてる。
よく幽霊話とかで聞くように、オバケが窓を叩いたのかと思うと物凄く怖くなって窓の方を向いて固まっていたらしい。
そしたら今度は、外からビタビタビタビタビタビタビタって音がものすごい勢いで近づいてきたとおもったら、また窓がバタンッ、バタンッって鳴る。
それからまたビタビタビタビタって音がビルの上のほうに向かって小さくなっていったらしい。
Aがほんの一瞬だけ汚れた窓ガラス越しに見たというのが、頭と同じくらいしかない小さな胴体から4本の腕が生えた奴が、ニヤニヤしながら、腕をつっかえ棒みたいにしてビルとビルの間を移動している姿。
窓の上を通るときにバタンバタン、コンクリートの上を通るときにビタビタって鳴っていたらしい。
それ以来、寝ている姿をのぞかれたらどうしようとか、目が合ったら狙われるかもしれないだとかいろいろ想像してしまって家具を窓側に配置して隠しているんだとか。
この話を聞いたときは、そのビルがもの凄く怖くなってその日はビルの外までAに送ってもらった。
すると部屋の窓がバタンッ、バタンッって音を立てた。
なにかがぶつかったような音。
慌てて窓のほうを確認すると、窓ガラスに変な跡がついている。
大掃除以来ずっと開けていないせいで、外側がほこりまみれになった窓に手形がついてる。
よく幽霊話とかで聞くように、オバケが窓を叩いたのかと思うと物凄く怖くなって窓の方を向いて固まっていたらしい。
そしたら今度は、外からビタビタビタビタビタビタビタって音がものすごい勢いで近づいてきたとおもったら、また窓がバタンッ、バタンッって鳴る。
それからまたビタビタビタビタって音がビルの上のほうに向かって小さくなっていったらしい。
Aがほんの一瞬だけ汚れた窓ガラス越しに見たというのが、頭と同じくらいしかない小さな胴体から4本の腕が生えた奴が、ニヤニヤしながら、腕をつっかえ棒みたいにしてビルとビルの間を移動している姿。
窓の上を通るときにバタンバタン、コンクリートの上を通るときにビタビタって鳴っていたらしい。
それ以来、寝ている姿をのぞかれたらどうしようとか、目が合ったら狙われるかもしれないだとかいろいろ想像してしまって家具を窓側に配置して隠しているんだとか。
この話を聞いたときは、そのビルがもの凄く怖くなってその日はビルの外までAに送ってもらった。
219: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/09/18 00:42
>>215-216
面白かった。サンクス。
面白かった。サンクス。
239: ブレ 03/09/18 11:57
ども、初めまして。2ch初心者です。
で、怖い話いきます。
6年くらい前かな。
近所の神社で絞殺された女性が発見された。
そこは当時あまり金のなかった俺にとってちょうどよい、隠れスポットだった。
主に彼女や、友達とわけもなくしゃべったりする時に利用していた。
で、その事件があってすぐ、肝試しに丁度いいということになり、俺を含め3人でその神社へと向かった。
小さい頃から遊び場にしていたこともあってたいして恐怖は感じていなかった。
ただ、殺人事件があったことは事実なので、心理的な違和感は感じていた。
で、怖い話いきます。
6年くらい前かな。
近所の神社で絞殺された女性が発見された。
そこは当時あまり金のなかった俺にとってちょうどよい、隠れスポットだった。
主に彼女や、友達とわけもなくしゃべったりする時に利用していた。
で、その事件があってすぐ、肝試しに丁度いいということになり、俺を含め3人でその神社へと向かった。
小さい頃から遊び場にしていたこともあってたいして恐怖は感じていなかった。
ただ、殺人事件があったことは事実なので、心理的な違和感は感じていた。
240: ブレ 03/09/18 11:59
その神社の作りは変わっていて、境内に直径5mで深さ2mくらいの堀が掘られており、その中央に祠のようなものが祀られていた。
祠までは橋が架けられており、自由に渡れるようになっていた。
堀の中は水はないが、土は常に湿り気を帯びていた。
女性の死体はその堀の中で発見されたということで、どの辺りかなと、友人達と話していた。
警察の現場検証も終わり、立ち入り禁止のテープもないので堀の中に降りてみようということになった。
全員が掘りの中に降り立ち、遺体のあった場所はどこかと祠の柱を中心に堀の中を半時計回りに回った。
祠までは橋が架けられており、自由に渡れるようになっていた。
堀の中は水はないが、土は常に湿り気を帯びていた。
女性の死体はその堀の中で発見されたということで、どの辺りかなと、友人達と話していた。
警察の現場検証も終わり、立ち入り禁止のテープもないので堀の中に降りてみようということになった。
全員が掘りの中に降り立ち、遺体のあった場所はどこかと祠の柱を中心に堀の中を半時計回りに回った。
241: ブレ 03/09/18 11:59
そんなに幅が広くないので、縦に歩くような形態をとていた。
もちろん先頭の人間には、一番後ろの人間の背中が見えない。
だが、俺は柱の陰に隠れるように歩く背中を見た。
振り返り3人目をみると、その前進が見える。
「どうした?」と、2番目の友達が言ってきたが「なんでもない」と返した。
その時俺は、たまたま3人目の背中が見えたと思いこんでいた。
で、もう一度視線を前にもどすと、柱の陰から女の顔が俺をじっと見つめていた。
もちろん先頭の人間には、一番後ろの人間の背中が見えない。
だが、俺は柱の陰に隠れるように歩く背中を見た。
振り返り3人目をみると、その前進が見える。
「どうした?」と、2番目の友達が言ってきたが「なんでもない」と返した。
その時俺は、たまたま3人目の背中が見えたと思いこんでいた。
で、もう一度視線を前にもどすと、柱の陰から女の顔が俺をじっと見つめていた。
242: ブレ 03/09/18 12:00
俺は振り返り「ヤバイ、この先から覗いてきてる」2人に告げると、2人も前を見つめる。
その顔には明らかに恐怖の色がうかんでいた。
だが、俺はその2人の後ろの柱の陰から、こちらを睨んでいる、さっきと同じ女の顔をみた。
2人とはまったく逆の方向を見てるのに、同じものが見えている。
ここで俺のなかのタガがはずれた。
大声で叫びながら、堀を上り、逃げた。2人もすぐにかけだした。
後ろを振り返ることもせず、神社を抜け、近所のコンビニへと走り込んだ。
手や足には堀を上る時に出来た擦り傷が、無数にあったが。
しかしコンビニでさらに恐怖したのは、3人の首に紐で縛られたようなアザが、まったく同じようについていたことだ。
長文でスマソ。
その顔には明らかに恐怖の色がうかんでいた。
だが、俺はその2人の後ろの柱の陰から、こちらを睨んでいる、さっきと同じ女の顔をみた。
2人とはまったく逆の方向を見てるのに、同じものが見えている。
ここで俺のなかのタガがはずれた。
大声で叫びながら、堀を上り、逃げた。2人もすぐにかけだした。
後ろを振り返ることもせず、神社を抜け、近所のコンビニへと走り込んだ。
手や足には堀を上る時に出来た擦り傷が、無数にあったが。
しかしコンビニでさらに恐怖したのは、3人の首に紐で縛られたようなアザが、まったく同じようについていたことだ。
長文でスマソ。
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