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奇々怪々様より人気の怖い話

今回も怖い話投稿サイト「奇々怪々」様から人気の怖い話をご紹介いたします!


迷惑な幽霊もいるものモスな




犬を投げる爺さん

去年の秋に経験というか、遭遇した話です。
時刻は夕方の5時頃、仕事の帰り道でした。
愛車のハーレーで市道を走っていたのですが、前方の歩道に、道路を横断したそうにこちらを見てタイミングを伺っているお爺さんとその飼い犬(たぶん柴犬です)が見えました。
別に譲ってもいいんですが、そこは横断歩道じゃないし、歩行者優先の標識もない。それに車通りもあまりなく、僕の後ろにも車はいなかったので、
(俺が通ったらでいいよな、それか横着せず横断歩道行ってくれ)
なんて軽いことを考えながら通り過ぎることにしました。

それでお爺さんの20メートル手前くらいまで来た時に、ほんの少しだけ減速しながらチラっとお爺さんのほうを見ました。万が一タイミングを見誤れて飛び込まれても困りますからね。
けれど、お爺さんは予想外の行動をしました。
お爺さんは犬の首輪を掴んで僕の目の前に犬を放り投げたのです。
突然の出来事に驚き、僕はとっさにブレーキをかけながら避けようと右にずれました。
減速していたこともあって勢いもあまりなかったのですが、それでも対向車線にはみ出して軽くこけてしまいました。車通りはなかったのでひかれることはありませんでした。

僕はバイクを起こす前にお爺さんの方を振り返りました。なにすんだ爺さんと。
でもお爺さん達はいませんでした。とにかく気味が悪いと思いました。怖いという感情は、周りは明るかったし、コンビニとか喫茶店とかはあったので、なかったです。
とりあえず近くのコンビニの駐車場までバイクを押して警察を呼びました。
警察はすぐに来て自損転倒の物損事故で手続きしてくれました。そこでそのお巡りさんに、
「この辺で、例えば、お爺さんと犬が轢かれたことってあります?」なんてことを聞きました。
するとお巡りさんは、ん〜って考えてくれて、すぐに
「そういえばあのマルゴが轢かれて亡くなったて聞いたことあるな」なんて独り言みたいに呟いてました。

マルゴってなんだろう?外国人?なんて思ってると、お巡りさんが
「ああ、ごめんごめん。こっちの話。うん、お爺さんが轢かれたのは聞いたことあるよ。僕の当番の日じゃないけど、確か三ヶ月くらい前かな。ニュースにもならなかったと思うよ。そのお爺さん、だいぶひねくれててさ、よく交番にきてよく分からないこと呟いてくるし、当たりやまがいのこととかしてトラブルを起こしてたんだ。ここら辺じゃ有名だったよ」ということ言ってました。

これはどうでもいい話なんですが、あとで同級生で警察になった奴に聞いたんですけど、マルゴって要保護者?のことを表した隠語みたいで、要保護者ってことは手のかかる人が多いから警察の中では頭のおかしい人とかに使う悪口みたいなところもあるらしいです。 結局その後は何気ない会話で終わり、次の日からはその道を使わないようにしているので何事もないのですが、
あのお爺さんが亡くなっても当たり屋まがいのことをしていること、
それも、犬を投げてぶつけるなんて手段をとっていたこと、それを考えると犬がとにかく可哀想だと思いました。
怖いというか、胸糞悪い話でした。


引用元:犬を投げる爺さん 作者:御竜 - 奇々怪々

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